鉈と斧

ひぐらしのなく頃に 解 第二話~罪滅し編~(上) (講談社BOX)

ひぐらしのなく頃に 解 第二話~罪滅し編~(上) (講談社BOX)


解答編第2弾は鬼隠し編と対になるお話。彼女の苛烈な性格や奇行の理由も判明しましたよっと。
ただし、目明し編綿流し編と表裏一体だったのと違い、今回のはどちらかといえば鬼隠し編の「派生」といった感じ。
とある人物*1の「今年は色々と幸先がいい」や「いつもは見落とす、細かい分岐を間違えずに進んでいる」といった発言も、今回の事件は今まで起こり得なかったものであることを示唆している。
もっとも、作者の人の「どんな理由があるにせよ、殺人は問題解決の手段として許容されるものではない」というスタンスからすれば、今回も結局バッドエンドに至るのはほぼ間違いないが。


余談。
「世界初」の煽り文句は正直失笑ものだと思わずにはいられなかった。
まぁ倍角文字とかあやしいルビとか実在しない漢字の創作とかが許容されるなら、こういった表現方法もありなのかもしれないけれど。
それにしたって222ページからのアレは読みにくくてかなわなかったぜ。
黒文字のままだとコントラストが足りないから、むしろ白抜き文字にでもした方が良かったんじゃね?

*1:というか人格か。