12RIVEN読了
- 出版社/メーカー: サイバーフロント
- 発売日: 2008/04/04
- メディア: DVD
- クリック: 28回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
某MHP2Gの片手間にちくちく読み進めていたお陰で随分時間が掛かってしまったが、実際のボリュームは前作や前々作に比べると少なめだった。
親会社のトラブルやら発売延期やらのあおりを食ってシナリオの一部がカットされたんじゃないかと邪推したくなるぜ(´・ω・)
シナリオ
70点。一応及第点だけれど、残念ながら期待していたほどではなかった。
ΨやらA世界やらの仕掛けは面白かったものの、一部キャラの行動理念を理解できないことがあったのが何とも。
や、最終目的自体はとても分かりやすいのだけれど、それに至るまでの手段が何でそんなに回りくどいのかなー、と。
一番イミフなのは霧寺他数名が(ネタバレ反転中)現世界の5月21日正午と5月22日正午の2回、インテグラルの屋上で同じような戦闘を繰り返していた点。(反転終了)
鳴海視点でのアレは某組織の監視の目を誤魔化すためのものだったとしても、わざわざ立ち振る舞いまで合わせる必要はない訳で。
Remember11やEver17で見受けられた「プレイヤーの意識を作中の仕掛けに組み込む」ような演出、大雑把に言うと(ネタバレ反転中)錬丸や鳴海が歴史を改変することになるよう、霧寺他数名が「プレイヤーを誘導している」(反転終了)ということなのかもしれないけれど、今作においてそれを示唆するような描写はなかったと思うし。
CG
55点。
背景はぼちぼちだし立ち絵にも特に問題はないが、一枚絵の一部の塗りがかなり酷い。メイン級のキャラがいない絵に至っては…。
まぁ絵なんて飾りです、と言えばそれまでか。
音楽
60点。良くも悪くもBGMだった。
Remember11のwillみたく燃える奴が1つくらいは欲しかったぜ。
システム
採点不能。
理由の1つ目はバグが散見されたこと。特定のシーンへショートカットしようとするとアプリケーションが強制終了したり、Musicモードでサブメニューを開くと以降のキー操作を受け付けなくなったり。
うちの環境が悪いのか、はたまたPC版特有の問題なのかは不明。
理由の2つ目はキーコンフィグのやる気のなさ。
意味不明。唐突にPS2版のキーバインドを持ち出されても困る。
前述のバグの件と言い、PC版はやっつけ移植ということですかそうですか。
総評
70点。ただし自分がinfinityシリーズ*1以来のファンであることと、次回作への期待込みで10点上乗せしている。
願わくば次回作では、せめてシステム面だけでももうちょっとマシになっていますように。
ところで、今作は次回作を作る気になれるくらい売れたのかしらん。