がっかりしていってね!!!

ひぐらしのなく頃に解 第二話~罪滅し編~(下) (講談社BOX)

ひぐらしのなく頃に解 第二話~罪滅し編~(下) (講談社BOX)

全般

○登場人物の常軌を逸した性格の豹変は何によるものなのか?NEW!
前原圭一をはじめとする登場人物を追い立てている「足音」等の正体は?NEW!

鬼隠し編

?最初の殺人(贈る花束)は何なのか?

綿流し編

○死亡推定時刻の矛盾はどうやったら説明できるのか?「トリックでごまかした」なんてレベルじゃないんだけど。NEW!

祟殺し編

?「ドッペルゲンガー」はどうやったら説明できるのか?
?主人公の思ったとおりに事件が進行したのは偶然か否か?偶然にしては出来すぎだが。
?「最後の死」は誰の手によるものなのか?

暇潰し編読後の備忘録(http://d.hatena.ne.jp/KnH/20080222#p1)から再掲。○は現時点で判明、?は未判明。
ちょっとした勘違いが疑心を呼び暗鬼へと至る、てのは真綿で首を絞める系ホラーでは割とある手法だが、それにしてもこれはひどい
解釈妄想病と言えば聞こえはいいけれど、ぶっちゃけ「アレは全部登場人物の妄想でしたー」てことだもんなぁ。
この先、祟殺し編の最初の2つの疑問点についてもこれで説明されたりしないかと考えると気が気でないわ。
挙句「ドラム缶の中の焼死体」の死亡時刻に関するネタに至っては単なる検死ミスとかもうね(´Д⊂
お陰で、ひぐらしは伝奇分多めの推理小説だと思って読んでいた頃を思い出して、大変しょっぱい気分になれましたよ畜生。


一応次のお話の枕としてはそれなりに機能しているのがせめてもの救いか。
結局今回も「最後の死」は避けられず大災害も発生してしまったものの、とある人物が未来(と呼んでいいのかどうか)に希望を見出したのは結構な前進だろう。
次巻では是非とも傍観者の立場を捨てて活躍(というか暗躍)してくれることに期待したい。