特殊部隊が一晩でやってくれました

ひぐらしのなく頃に解 第三話~皆殺し編(下) (講談社BOX)

ひぐらしのなく頃に解 第三話~皆殺し編(下) (講談社BOX)

シリーズ一番の黒歴史キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!

全般

○登場人物の常軌を逸した性格の豹変は何によるものなのか?
前原圭一をはじめとする登場人物を追い立てている「足音」等の正体は?

鬼隠し編

?最初の殺人(贈る花束)は何なのか?

綿流し編

○死亡推定時刻の矛盾はどうやったら説明できるのか?「トリックでごまかした」なんてレベルじゃないんだけど。

祟殺し編

?「ドッペルゲンガー」はどうやったら説明できるのか?
○主人公の思ったとおりに事件が進行したのは偶然か否か?偶然にしては出来すぎだが。NEW!
○「最後の死」は誰の手によるものなのか?NEW!

暇潰し編読後の備忘録(http://d.hatena.ne.jp/KnH/20080222#p1)から再掲。○は現時点で判明、?は未判明。
祟殺し編ドッペルゲンガーについては、「主人公も(自主規制)を発症していたから*1」の可能性が大。ま た 妄 想 か。
もっともこれらの疑問点など、本書一番の癌である「219ページから先のアレ」に比べれば些細を通り越して無いも同然なのだが。


本書を単なるちょっとイイ話で終わらせず、かつシリーズ最大の伏線を回収するための「219ページから先のアレ」だが、その中身は牽強付会の塊と言っても差し支えない。
黒幕が(くろまく〜)であるとか(くろまく〜)の目的が「祟りの具現」である辺りは余裕で許容できるのだが、(くろまく〜)の身分や「祟りの具現」のための方法が(自主規制)である点はマジヤバイ。
「アリバイトリックが無理ならタイムマシンを使えばいいじゃない*2」てどこの我侭王妃ですか。
つか、2000人分の死体を痕跡も残さず(自主規制)できる男の人って…。

*1:加えて、本当に○○を殺してしまった「過去」が実在したため妄想の現実感が増した、と解釈するのが妥当だろう。

*2:あくまで例え。実際のトリックは全くの別物だが、これに負けず劣らずヤバイ。