今日の2の2 (4)

ZWEI II ツヴァイ2 限定特典版

ZWEI II ツヴァイ2 限定特典版


ちょ、こんなのラスボスの台詞じゃねぇw
ていうか冒険は兎も角何で風呂のことまで知っているんですかww



それはさておき1周目終了。
↑のシーンの後のアルウェンの台詞が象徴するように、今作のストーリーは箱庭めいた小さな世界の中のとてもとても陳腐なお話(割と褒め言葉)だった。
敵も味方も世界の破滅とかは二の次で自分の大切な人のために一生懸命、な感じは中々好みだった。
一番ヤバイ台詞を抜き出したためにかなりアレに思える↑のシーンも、実は結構心温まる場面だったりするのですよ。


惜しむらくは、お話が本当に陳腐なまま終わってしまった点。
王道と称するにはテキスト量が絶対的に足りていない。エクスマキナの描写しかり、テオドールの思惑しかり。
伏線を全然張っていないせいで、序盤のテオ助さんなんてどう見ても「上司だろうと余裕で脅迫するS野郎」ですよ。


もっとも、テキスト量の不足がアクションパートの短さに引っ張られて起こった可能性は否定できない。
ゲームの尺はそのままで幕間劇の一つ一つを更に長くすればテンポが悪くなってしまいかねないし。
しかも悩ましいことに、先に「アクションパートの短さ」などと書いたものの、アクションパートの量はこれはこれで適正なんだよなぁ。
まぁ、これを適正と感じてしまうのは、謎解きらしい謎解きが殆どなく戦闘の難易度も低めな道中が作業感バリバリなせいなんだけど。
ハンターランク等の収集要素が2周プレイ前提で作られている点も勘案すると、これ以上ダンジョンを建て増ししてもマンネリ感だけが増えていた可能性も大。