7人いる!
ひぐらしのなく頃に解 第四話~祭囃し編~(上) (講談社BOX)
- 作者: 竜騎士07,ともひ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/11/05
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 2回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
前編の中盤までと終盤からは別のお話だ、て割り切ればそれなりに自分を誤魔化せそうな気がしてきた。
兎も角物語もいよいよクライマックス。商機製本の都合なのか何なのか、とうとう本編は3分冊であります。
表紙におかしなものが描かれているけれどキニスンナ。案外これも伏線だったり?
この巻の前半で黒幕さんにとっての原風景が語られ、黒幕さんが何故あのような研究を手がけていたのかが明らかになった。ちょっとスッキリ。
一方で、ここでは黒幕さんの「降りかかった不運を打ち破って研究を成し遂げようとする姿」しか書かれていないため、前編での悪逆非道っぷりとの落差に違和感を感じずにはいられなかったのだが。*1
ていうか研究の真正性を世間に知らしめてもいないのに検体を37564にしちゃまずいよね?
その辺りのギャップが次巻以降できちんと埋められるのかどうかが見もの。
それにしても後半のアレは小説でやるべきではないよなぁ、てのが正直なところ。
ネタバレイベントを補完して伏線を回収したい気持ちは分かるけれど、短い場面描写をただ並べるだけ、てのはいただけないんだぜ。
*1:宣戦布告のシーンでは悪役全開だったけれど。