どうでもいい

小説であれゲームであれ、触れたことのある作品が増えるにつれ、もっと多くの作品のことを知りたい、という欲求はより加速度的に増大していく。
作品から得たものは確かに自分の中に増えているのに、新しい分野の作品を知れば知るほど、渇きと言うよりもむしろ空疎な感じがより強くなるのは、いったいどういう仕掛けによるものなのだろうか。
原因と、原因を解消できるものが全く同一という、海の水を飲むかのような真似を、お陰で自分は飽きもせずに続けている。
幸いにもと言うべきか、その量は膨大であり、一生をかけても飲み干すことが出来ないが。