原作本

華麗なる一族(上) (新潮文庫)
華麗なる一族(中) (新潮文庫)
華麗なる一族(下) (新潮文庫)
途中から観ていたドラマが意外と面白かったため、復習も兼ねて読んでみた。
ドラマの中の鉄平はかなり女々しいキャラにされてしまっていたんだな、てのが原作を読んでの正直な気持ち。
ドラマでは主役を鉄平に挿げ替え、かつ親子の対立を主軸に据えたがために、ラストの一歩手前をああいった演出にせざるを得なかったのは仕方がない。
が、「親に生まれてこなければ…、と言われたので自殺します」てのは、このキャラの行動原理としては軟過ぎだったのではないかと思う。


ハゲタカ(上) (講談社文庫)
ハゲタカ(下) (講談社文庫)
こちらについては、ドラマが放映されていた事実すら知らなかった。
ネット徘徊中に遭遇したサイトで薦められていたので、気まぐれを起こして買ってみたところ、割とヒット。
企業買収のいろはが、財務等に明るくない技術屋にも読める程度の易しさで書かれており、物語の本筋だけでなくこの手の話のさわりとしても楽しむことが出来た。
自分がお子様だった頃に世間様を騒がせていた時流の勉強にもなったしね。というか、架空の企業名ストレート過ぎ。


そして、こういった本が読める程度には自分の社会人生活も長くなってきたのか、と妙な寂しさを覚えてみたり。