かなかな

ひぐらしのなく頃に 第1話 鬼隠し編 上 (講談社BOX)

ひぐらしのなく頃に 第1話 鬼隠し編 上 (講談社BOX)

ゲームにも他のメディアミックスにも何となく食指が動かなかったが、さすがに小説の形態を取られては買わずにいられなかった。


にしても、不思議な文章だなぁ。
章と章との間はまだしも、節と節との間にも妙な不連続を覚えることがあるんだけど。
て思いながら読んでいたら、最後のページにこんな文句が。

本書は、2002年発表の『ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編』の
シナリオをもとに著者である竜騎士07氏自らが全面改稿し、小説化したものです。

超納得。
違和感の正体は、アドベンチャーゲームのログを読むときのような感覚だった。


それは兎も角、第一話はおおむねキャラ小説。
ラノベだってここまでアレなのはそうないぜ、てくらいアレな口調*1でしゃべるキャラが目白押し。
ていうか主人公からしてアレだしな。
事件は最後のほうでようやく起こるだけだし、「閉鎖社会の構成員が軒並みムニャムニャ」なネタは別段珍しくもないし、正直「かつてない恐怖」てのは持ち上げすぎな希ガス
ま、この辺りのホラー分ないしミステリー分は次回以降に期待、てところか。

*1:そう言えば、あの言い回し(「○○かな?かな?」)てこれが元ネタなのかしらん。ヒグラシだけに、てことか?