かなかな
- 作者: 竜騎士07,ともひ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/08/02
- メディア: 単行本
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ゲームにも他のメディアミックスにも何となく食指が動かなかったが、さすがに小説の形態を取られては買わずにいられなかった。
にしても、不思議な文章だなぁ。
章と章との間はまだしも、節と節との間にも妙な不連続を覚えることがあるんだけど。
て思いながら読んでいたら、最後のページにこんな文句が。
本書は、2002年発表の『ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編』の
シナリオをもとに著者である竜騎士07氏自らが全面改稿し、小説化したものです。
超納得。
違和感の正体は、アドベンチャーゲームのログを読むときのような感覚だった。
それは兎も角、第一話はおおむねキャラ小説。
ラノベだってここまでアレなのはそうないぜ、てくらいアレな口調*1でしゃべるキャラが目白押し。
ていうか主人公からしてアレだしな。
事件は最後のほうでようやく起こるだけだし、「閉鎖社会の構成員が軒並みムニャムニャ」なネタは別段珍しくもないし、正直「かつてない恐怖」てのは持ち上げすぎな希ガス。
ま、この辺りのホラー分ないしミステリー分は次回以降に期待、てところか。