PCSX2顛末記 (2)
おぷしょんをかえてみる
まずは設定をいじるところから始めてみた。これで速度が向上すればいいのだけれど。
一番効果があったのは「設定→CPU」内のMTGSとDCをオンにすること。
MTGSは、デュアルコア(もちろん3コア以上も)またはHT対応のCPUにおいてPCSX2本体とグラフィックスプラグインを別のスレッドで処理するためのオプション。
2コア(または2スレッド)に負荷が分散するので、当然処理はそれだけ速くなる。
「ゲームによっては不具合が出る」とのことだが、FFXインタでは特に問題はなかった。
DCはMTGSとセットで使うオプションで、おそらくはMTGSで許可した処理をデュアルコア向けに最適化するためのものだと思われる。
残念ながら、その他のオプションについてはあまり効果が感じられなかった。
ということは、やはりPCの処理能力自体がかなり不足しているのだろう。
おーばーくろっくしてみる
ちなみに、現在のPCの構成はこんな感じ。
M/B | ASUS P5B-Plus Vista Edition | |
CPU | Core 2 Quad Q6600 | |
Memory | UMAX Pulsar DDR2-800 2GBx2 | |
VGA | GALAXY GF P79GS-SPH/256D3 | |
HDD | Seagate ST3320620AS | |
Power | SS-550HT | |
CASE | Antec Solo |
めどいので他の部分は割愛。たかだか1年半ですっかり旧世代マシンと化してしまいましたわ(ノ∀`)
ちなみに、何でもPCSX2の動作においてはVGAの性能よりもCPUの性能の方が支配的なのだとか。
だとすれば、定格で運用していたQ6600をオーバークロックすればひょっとするのでは?
という訳で実験開始。
何分こんな遊びをするのは初めてなので、BIOSの設定については方々を見て回って適当に真似るしかなかった。
主に変更したのは以下のとおり。
FSB | 333MHz | |
DRAM Freq. | DDR2-667MHz | |
PCI-Ex. Freq. | 100 | |
PCI Clock Sync. Mode | 33.33MHz | |
Memory V | 1.80V |
最初からあまり煮詰めても仕方がないとのことなので、後はAutoで。
こんな適当っぷりでも3GHz起動に関してはあっさり成功。PCMark05(イマサラー?)や3DMark06も完走。
ところがところが、最後にPrime95でストレステストを、と思ったら最初のテストでいきなりリブート。超ショック。
仕方がないのでVcoreを定格の1.35Vから上げつつストレステストを繰り返してみる。
結果、Vcore1.375Vで4時間後1コアエラー発生、Vcore1.3875V*1で12時間完走に成功した。
他所様のレビューのほとんどが「Vcore1.35Vでも3GHz常用余裕でした(^^)v」なのにこの体たらく。
Q6600+PulsarのOC例も少なくなかったので、メモリに問題ありとも考えにくい。実際Memtestでは問題が見つからなかったし。
だとしたら、最初に疑うべきはM/BのOC耐性ということになってしまう。
P5B(ryのシステムバスが1066MHzなのだから、Q6600 3GHz駆動時の1333MHzに悲鳴を上げたのだとしても不思議ではないが…。